乳酸菌が活発に動いている様子

子供の便秘に効果があると評判のオリゴ糖。

我が家の娘もずっと便秘に悩まされていましたが、オリゴ糖をこまめに摂取するようになってからは週に2〜3回うんちが出るようになりました。

でも「オリゴ糖って本当に効果があるの?」「副作用はないの?」と心配になりますよね。

私自身、本音をいうと最初は半信半疑でした。

事実をお伝えすると、やはりメリットばかりではありません。

オリゴ糖はどんな効果を期待できて、反対にどんなデメリットがあるのか、このページで詳しく解説します。

子供の便秘対策でオリゴ糖が気になっている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

オリゴ糖の主な効果

オリゴ糖は便秘に効果的な成分として有名です。

そもそもオリゴ糖とは、単糖類が2〜10糖結合したもの。

普段使っている砂糖も分類上はオリゴ糖の仲間ですが、一般的には3糖以上をオリゴ糖と呼ぶことが多いです。

糖の分類表

オリゴ糖は難消化性といわれ、果糖やブドウ糖と比べて消化されにくいという特徴があります。

大腸まで届いて腸内の善玉菌を元気にしてくれるため、便秘改善に効果があるといわれているんです。

さらに便秘改善以外にも、オリゴ糖にはさまざまな健康効果があるんです。

オリゴ糖に期待できる効果をまとめると、以下のようになります。

  • 善玉菌の働きを促す
  • 食欲増進
  • 美肌効果
  • 免疫力アップ

以下の項目で、それぞれのオリゴ糖の効果についてご紹介していきます。

善玉菌の働きを促す(プレバイオティクス)

相性の良いオリゴ糖と乳酸菌

オリゴ糖は、腸内にいる善玉菌にとって【最高のエサ】と言える成分。

オリゴ糖を食べた善玉菌、とくに悪玉菌を減らす働きをするビフィズス菌が活性化することにより、悪玉菌が減って腸内環境を整えることができます。

また善玉菌が腸を刺激し、大腸の【ぜん動運動】が盛んになることで便通がよくなる効果を期待できます。

これが【オリゴ糖が便秘に効く】と言われる理由であるプレバイオティクスの効果です。

プレバイオティクスについては、以下の解説がわかりやすいです。

プレバイオティクスは、

  1. 消化管上部で分解・吸収されない、
  2. 大腸に共生する有益な細菌の選択的な栄養源となり、それらの増殖を促進する、
  3. 大腸の腸内フローラ構成を健康的なバランスに改善し維持する、
  4. 人の健康の増進維持に役立つ、

の条件を満たす食品成分を指します。

英国の微生物学者によって提唱された用語らしいですよ。

食欲増進

食欲がなく食物の摂取量が少ないと、便の量が減り、腸の働きも減退して便秘になりやすくなります。

オリゴ糖は、砂糖など他の甘味料に比べて甘みが爽やかなため、食欲のない体調不良のときでも摂取しやすい甘味料です。

甘味料を摂取すると即座にエネルギーになり、その後の食欲も湧きやすくなるため、食欲がないときにはオリゴ糖を摂取するのがおすすめです。

ただし、食欲が特に減退していないときにオリゴ糖を摂ると、空腹ホルモンと言われるグレリンやレプチンの発生が抑えられ、食欲が湧きにくくなるという研究結果があります。

ダイエット中の大人には嬉しい効果ですが、育ち盛りの子供にはオリゴ糖を摂らせすぎることのないよう注意しましょう。

美肌効果

腸内の常在菌を表す【腸内フローラ】という言葉は一般的ですが、皮膚の上にも肌のコンディションを整える常在菌【皮膚上フローラ】がいることは知っていますか?

皮膚上フローラは目には見えませんが、皮脂や汗を食べて肌を保湿するグリセリンを作ったり、肌を弱酸性にしてバリア機能を保つなど重要な働きをしています。

実はオリゴ糖は腸内菌のエサであるとともに、皮膚の常在菌のエサにもなるんです。

オリゴ糖由来成分の化粧水も注目

腸内の善玉菌が活性化するのと同様、皮膚の上の【美肌菌】と呼ばれる良い働きをする菌がオリゴ糖の摂取で活性化することで、美肌効果を期待できます。

口から摂取するだけではなく、オリゴ糖由来の成分【バイオエコテリア】が含まれた化粧水なども近年注目を集めていますね。

また、オリゴ糖を摂取することにより腸が活性化し、便通が良くなることで、体内の老廃物を効率的に排出することができます。

これにより腸が便の毒素を吸収しにくくなり、肌が綺麗になるデトックス効果も期待できるのです。

免疫力アップ

免疫強化のイメージ図

疲れやすい、風邪をひきやすいなど、免疫力の低下にもオリゴ糖は効果を期待できます。

実は、この免疫力を左右する【免疫細胞】は、全体の6割が腸に存在しているのです。

オリゴ糖の摂取により腸内環境が整い、免疫細胞が活性化することで、病気にかかりにくい丈夫な体を作ることができるのです。

アトピー改善にも効果を期待できる

また、オリゴ糖はアトピーを改善する効果があるとも言われています。

オリゴ糖の摂取で便秘が改善することにより、腸が体内に毒素を取り込みにくくなります。

さらに免疫細胞の活性化が促されることで、健康な肌を作る環境が整い、アトピー肌を改善できるのです。

ただし、オリゴ糖には消化性と難消化性の二種類があり、摂取するオリゴ糖の種類を間違えるとアトピーが悪化してしまったという声もあります。

体質によって合う・合わないがあるため、様子を見ながら摂取するようにしましょう。

難消化性オリゴ糖を適量摂取する

アトピーの改善に効果があるのは【難消化性オリゴ糖】です。

消化性オリゴ糖は大腸に到るまでの胃や小腸で消化されてしまうため便秘改善の効果が薄く、また多く摂取すると下痢を起こしてしまう場合があります。

下痢になると腸内菌が体外に流れ出てしまい、腸内環境が急激に悪化します。

下痢が続くと免疫力が低下して、アトピーやその他の病気が悪化してしまう恐れも。

健康のためにオリゴ糖を摂る際は、難消化性の物を適量摂取と覚えておきましょう。

オリゴ糖のメリット

オリゴ糖を正しく摂取すれば、便秘に限らず健康に高い効果を期待できます。

しかしどれだけ効果が高くても飲みづらかったり、子供が飲みづらいものは選びたくないですよね。

実はオリゴ糖はそういった心配の必要がない、誰でも安心して簡単に摂取することができる健康食品なのです。

以下の項目で、詳しくご紹介していきます。

赤ちゃんも安心して飲める

おしゃぶりを加えた赤ちゃん

オリゴ糖は、赤ちゃんでも安心して飲め、妊娠中・授乳中のお母さんも摂取できる安全な食品です。

オリゴ糖は自然食品にも多く含まれる天然の成分のため、赤ちゃんから高齢の方まで誰でも摂取することができます。

赤ちゃんが便秘気味だと思ったら、なるべく薬に頼らないためにもまず白湯やミルクにオリゴ糖を少量とかして与えてみるのがおすすめです。

ただし、大量摂取は便が緩くなったり下痢を起こしてしまう恐れがあるため、はじめは少しずつ、効果がなければ徐々に量を増やすようにしながら与えるようにしましょう。

加熱しても影響なし

オリゴ糖は、加熱しても性質が変化しない安定した成分です。

そのため、ホットの飲み物に加えたり、砂糖がわりに料理で使っても問題なくオリゴ糖の効果を得ることができます。

ただし、いくら安定した成分だと言っても、長時間高温で煮込み続けるなどするとオリゴ糖の一部が分解されて効果が薄くなります。

目安としては、1時間程度なら問題ありませんが2〜3時間煮込むと変質するようです。

しかし、変化すると言っても乳糖や果糖に変わるだけのため、毒性を持つ心配は全くありません。

冷水でも溶けやすい

グラスに注いだ水

砂糖は冷水には溶けにくい性質を持ちますが、オリゴ糖は冷水にもサッと溶けます。

そのため、アイスコーヒーやアイスティーなど、冷たい飲み物に甘みをつけるのにもオリゴ糖はぴったりです

オリゴ糖には粉末のものも液体のものもありますが、冷水にもさっと溶けるという性質は変わりません。

砂糖と比べて1/4のカロリー

オリゴ糖は、1gあたりのカロリーが2〜4kcalで、これは砂糖の半分から1/4のエネルギー量です。

そのため、砂糖と同じ量を使っても半分以下のカロリーで甘みを感じることができます。

便秘の改善だけではなく、肥満ぎみの子供に対してダイエット目的で使うこともできるという点も、オリゴ糖のメリットと言えます。

虫歯になりにくい

オリゴ糖は【糖】という字や甘い味から連想して虫歯になりやすいイメージを持ちがちですが、実は虫歯になりにくい甘味料です。

虫歯の原因となるミュータンス菌が作った酸で歯が溶けることを「齲蝕」、その作用の大きさを「齲蝕性」というのですが、オリゴ糖の持つ齲蝕性は砂糖の1/5程度です。

また、砂糖とオリゴ糖を一緒に摂取した場合に砂糖の齲蝕性(うしょくせい)を抑制した、つまり砂糖による虫歯の発生をオリゴ糖が抑えたという実験結果もあります。

このように、オリゴ糖は虫歯になりにくいだけではなく、他の食品が原因となる虫歯の発生も抑える、歯の健康に効果的な成分なのです。

乳アレルギーでも飲める

優しそうな乳牛

オリゴ糖には様々な種類があり、種類により原材料が異なります。

乳アレルギーがある場合には、牛乳を原材料とするガラクトオリゴ糖や乳果オリゴ糖は避けたほうがいいでしょう。

大豆から作られる大豆オリゴ糖や、甜菜から作られるフラクトオリゴ糖、トウモロコシから作られるキシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖などは、乳アレルギーがあっても安心して摂取できます。

乳アレルギー以外にも大豆やトウモロコシにアレルギーがある場合には、該当する原材料を使ったオリゴ糖を避けて摂取しましょう。

オリゴ糖の副作用やデメリット

基本的にメリットの多いオリゴ糖ですが、やはりデメリットも存在します。

これらのデメリットも把握した上で、オリゴ糖を食生活に取り入れて子供の便秘を改善しましょう。

おならがでやすくなる

においの強烈なおなら

オリゴ糖を摂取すると、おならが出やすくなることがあります。

これはオリゴ糖により腸が活性化したためで、腸内で善玉菌と悪玉菌が戦っている証拠でもあります。

腸内に悪玉菌が多い状態だと臭いおならがたくさん出ますが、善玉菌の割合が多くなってくると無臭のおならに変化します。

飲み過ぎはお腹がゆるくなる(下痢)

お腹が痛くて我慢している娘

オリゴ糖を摂りすぎると、お腹がゆるくなったり下痢を起こしてしまう可能性があります。

下痢を起こしてしまうと腸内菌が体外に流れ出て腸内環境が悪化してしまうため、摂りすぎには十分注意しましょう。

オリゴ糖を摂取する適量は個人の体質により異なりますので、子供に与える場合は少量からはじめ、効果がないようなら徐々に量を増やしていくのがおすすめです。

開封後はダマになりやすい

カイテキオリゴの粉末

オリゴ糖は水に溶けやすいため、粉末のオリゴ糖を封を開けたまま放置すると空中の水分を吸い取ってダマになりやすいです。

ダマになっても性質は変わりないため料理などに利用できますが、冷たい飲み物などに入れると溶け残ってしまう場合があります。

粉末のオリゴ糖を使う場合にはその都度しっかりと封をし、だまにならないようにして保存しましょう。

まとめ

オリゴ糖は、赤ちゃんから高齢の方まで安心して摂取できる、汎用性の高い甘味料です。

摂取しすぎなければデメリットも少なく、種類がたくさんあるためアレルギー体質でも取り入れることができます。

便秘解消以外にもたくさんの健康効果があるため、食生活に上手に取り入れて健康な体づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。

オリゴ糖ランキング